9月9日(土)に、ねむり力 ラボ主催の第一回、睡眠ウェルネスセミナーを開催しました。40人超のお申込みをいただき、その事前アンケートでは、「中途覚醒」「入眠困難」「翌日の疲労感」を訴える参加者様の声が多かったという結果が得られました。
良質な睡眠が得られた時、心身共にエネルギーにみなぎり、快適な一日が過ごせ、ご飯も美味しく食べられ、仕事や運動の効率も上がるものです。
今回のブログでは、眠りについてのウソホントを検証していきたいと思います。
Q1 早く寝れば早く起きれる、ウソホント?
A1 ウソ。
早く起きるために、いつもより早く寝てもなかなか寝付けないという体験をされたこともあるかと思います。
最近の睡眠の研究で、実はいつもねむりにつく時間の2時間前からその時間までは最も眠りにくいという研究結果が出ています。
朝早く起きなくてはならない場合も、いつもと同じ時間に寝る方が、睡眠の質は保たれるようです。
関連ブログ:早寝早起きの真実
Q2 眠るために寝酒を飲むのは良い、ウソホント?
A2 ウソ。
アルコールを摂取すると、深い睡眠状態のノンレム睡眠が増え、浅い睡眠状態のレム睡眠が減ってしまいます。ノンレム睡眠とレム睡眠は、バランスがとれて初めて質の良い睡眠が得られるので、途中で起きてしまったり、安定した睡眠を保つことができません。
また、アルコールは肝臓で代謝されアセトアルデヒドという物質になりますが、アセトアルデヒドによって二日酔いの症状が表れ、睡眠にももちろん悪影響を及ぼします。
Q3 寝る子は良く育つ、ウソホント?
A3 ホント。
研究によると、睡眠不足は人間の成長ホルモン(hGH)の産生に影響を及ぼす可能性があると言われています。hGHは骨の先端にある軟骨や肝臓に働きかけ、成長因子(IGF1)の生成を促します。hGHのほとんどは夜間に放出されるため、睡眠不足の子供はhGHのレベルが低い可能性があります。
Q4 短時間の昼寝(パワーナップ)はリフレッシュ効果が高い?
A4 どちらとも言えない。
図:Googleではナップポッドと呼ばれるポッド型の仮眠室が用意されている
集中力や生産性を上げる目的で、昼間に10~30分昼寝を取ることをパワーナップと言います。GoogleやUberといった企業で採用されているそうです。
National Sleep Foundationによると、眠気による危険を回避させたり、一日を乗り切るために必要があれば効果はありますが、あくまで補完的なものとして捉え、夜の睡眠に置き換えることは多くの人にとって理想的ではないとしています。
昼寝しすぎて眠れなくなったら元も子もないですね。
参考:https://www.inc.com/zoe-henry/google-uber-and-other-companies-where-you-can-nap-at-the-office.html
Q5 遅い夕食は睡眠の妨げになる?
A5 ホント。
夕食後、2~3時間後に寝るのが理想的です。寝る直前に食べると、食べたものを消化するために内臓が活発に動いているため、睡眠の妨げになります。
どうしても夕食が遅くなってしまった場合は、糖質や脂質が多いものは避け、消化の良いメニューを選ぶようにすると良いようです。
Q6 CBDを摂るとみんなリラックスする?
A6 ウソ
その人の体内環境にもよるし、摂る時間にもよるし、摂取量にもよる
個人差によるところも多い。テルペンやハーブと一緒にとると、眠りのサポートになりますよ。
睡眠の助けになるようなナチュラルレメディーもブログでご紹介しています。
https://nemuri-chikara.com/blogs/article/natural_remedy_5